とりこぱんだツーリスト

マリノスサポーターっぽい人の遠征とライブのログ

極寒の2022開幕。冬のスタジアム装備特集2:カイロを使いこなそう編

槍でも降るんじゃないかっていうまさかの連続更新中。ごきげんよう、とりこぱんだツーリスト・ブログ主です。

 

「冬のスタジアムを乗り切ろう!冬スタ装備短期集中連載」と言うことで(なんか名前変わっとるし)前回はインナー編、ヒートテックなどの発熱系インナーを中心にアンケートのご回答も併せてご紹介いたしました。

 

第2回のテーマは「使い捨てカイロ」です。ちなみにホッカイロ、ホカロンは商品名です。

 

長年ドラッグストアのスタッフをしているブログ主が、知ってるようで知らない、冬のスタジアムを乗り切るカイロの使い方をお届けします!

アンケートの他のサポーターに聞きたいことの欄でも「貼るカイロの使い方や貼る位置を聞きたい」とコメント何人か頂いておりました。是非ご回答頂いた方に届くと良いなぁと思います。

 

forms.gle

 

アンケートの方でも約60%弱、半分以上の方がスタジアムで「貼るカイロ」を使用していると回答。

尚、「身に付けるもの」の括りにした為、あえて選択肢を貼るカイロにしてみましたが、追記欄で貼らないカイロも使ってるよー!って言う回答も多く頂きました。ありがとうございます!

 

早速カイロの使用に関する回答を拾っていきましょう。

 

>小さいカイロを上着の両ポケットにIN

 

これは手が冷えた時にすぐ温める作戦ですね。冷え切る前にすぐ温める。手の血管がやたらと細いブログ主は、極寒の日に手袋無しで長時間スマホとかカメラいじってる人見ると「正気か?」と思いながら見てます。

 

>寒すぎるときは靴用のカイロを挿入。

 

靴用もしくは靴下用カイロを利用している人はやはり多いようですね。

靴用と靴下用の違いは貼らないで足裏下に入れるタイプか靴下に貼り付けるタイプかの違いです。靴用はつま先だけに入れるタイプと完全に中敷型になってるものがありますね。(中敷型のは結構割高)

なんとなく靴下に貼るタイプの方が温まりやすい気もしますが、自分は靴下の繊維がバリバリ持ってかれるのが嫌なので靴の中に入れるタイプを使っています。

 

 

>パンツの後ろポケットに貼らないカイロを入れておくと腰回りが冷えなくていいです。

 

>カイロは足首(ふくらはぎ下、アキレス腱付近)がおすすめ!

 

>カイロは風門に貼ります!

 

>タオマフの首が当たる部分に小さいカイロを付けとくと暖かいですよ!あと、緩めのブーツを履いて靴下2重にして足首スネの辺りに小さなカイロを貼っておくと足全体がぽかぽかになりますよ!ついでに手袋の内側、手首辺りにも小さなカイロを貼っておくと余裕で野外2時間いけます!

 

わかる〜!この辺りは皆さんカイロ使いのプロですね。

 

 

では本題…

 

とりこぱんだツーリスト式・カイロの正しい使い方!!(ババーン)

早速いきましょう。

 

その1:まずは風門と大椎に貼れ。

風門とは背中、肩甲骨の間にあるツボのこと。

大椎はその少し上、首の骨の付け根のような出っぱっているところです。

 

f:id:tricopanda:20220217200328j:plain

風門と大椎

要はまぁ、この辺です。(いらすとやさんいつもありがとう。)

 

東洋医学的にいうと「風邪(ふうじゃ)が入ってくる門」で風門です。ここを温めることで風邪を予防できると言われています。

カイロを貼らなくてもフード付きのパーカー着ていると自然とこの位置が覆われるので体感がだいぶ変わりますね。

大椎は油断すると襟から入った冷気が当たっていることがあるのでしっかりガードしましょう。

ここを温めることで肩周りの血行が良くなり手先も冷えにくくなるので、やったことない方は今週末是非お試しください!

 

余談ですが、寒い日スタジアムから帰ってきて、寒くて背中がゾクゾクするような時や寒すぎて肩周りがこわばったように感じる時は是非葛根湯を使ってください。

よく「風邪のひきはじめ、寒気がある時は葛根湯がいいですよ」言われていると思いますが、実際ひきはじめっていつやねんってピンとこない方が多いのではないかと。

「あ?もしかして風邪か?これは風邪ひくのか???」というタイミングに飲むのがベストです。ひきはじめってそのくらいはじめのことで、熱っぽさ以外の症状が出ていたら葛根湯適応は過ぎていると思ってOK。

あとはしっかり体を温めてよく寝てください。湯船に浸かれない方は帰宅後にシャワーでこの位置を重点的に温めるのもおすすめ。

 

 

その2:足の冷え知らずさん(©️永谷園)足先とアキレス腱で挟み貼り。

挟み貼り?という感じですが、足先に向かっていく血管と一番末端の足先を狙い打ちすることで、足を巡る血液が冷えない=足が冷えにくくなる!という仕組みです。

 

f:id:tricopanda:20220217200952j:plain

アキレス腱と内くるぶしの間

 

靴の中のカイロはメジャーですが、アキレス腱カイロはなかなか知られていないので、上で回答頂いたサポーターの方はさすがだなーと思います!

ブログ主は長めの靴下やレッグウォーマーを履いていって、スタジアムで席に着いてからアキレス腱の少し内側、内くるぶしを支えにして小さいサイズの貼らないカイロをinしています。レギンスの足首部分に貼って上から靴下でカバーするのも有り。

(貼らないカイロは熱くなりすぎる場合があるので入れっぱなしには気をつけてください。)

 

桐灰小林製薬に吸収合併されたんですよね)から足首専用の巻くタイプのカイロが出ていたりします。

www.kobayashi.co.jp

 

そして靴の中に使うタイプのカイロであるあるなのが「全然あったまらない…」事件。

原因は二つあって、靴底からの冷気が強すぎる場合と靴の中の酸素が少なすぎる場合。コンバースみたいなソールもアッパーも薄い靴かつ足が冷えやすい方だと発熱が追いつかず速攻で冷えてしまう場合があるので、周りが暖かいところで先にインして来ましょう。

逆にブーツなどで密閉されている場合も酸素が入らずに発熱効率が落ちてしまう場合もありますので、余裕のある靴を選んだり、適度に靴の中で足を動かしたりしてみるのも良いと思います。

 

 

その3:腰とお尻の中間がベスト。腰のカイロは命門から仙骨にかけて貼る!

そろそろお気づきかと思いますが、いわゆる「ツボ」は重要なあっためポイントです。

仙骨は女性は聞いたことある方も多いかもしれませんが、骨盤の真ん中にある三角形の骨ですね。お尻が割れ始めるちょっと上。ここに貼ると骨盤全体に温かさが伝わりやすい。

また、命門は腰、おへその真裏側に位置するツボで、身体全体を温めるのに重要なツボだと言われています。

 

f:id:tricopanda:20220217204019j:plain

仙骨から命門にかけて

 

身体がそんなに大きくなければ通常の貼るカイロを縦に貼ればちょうどいい感じに貼れると思いますが、仙骨に普通サイズを横向きに、命門のあたりに小さい貼るカイロを貼ったら多分最強。

腹巻きをするときも上の方ではなく仙骨が隠れるくらい下げ気味にするとより冷えにくいですよ!

 

 

 

以上、3つ!このポイントをおさえればスタジアム90分での冷え方が全然違います!

 

ブログ主は冒頭で書いた通り手がめちゃくちゃ冷たくなってお湯に浸けないと元に戻らないレベルなので、ミトン型の手袋の中に小さい貼らないカイロを両手に突っ込んで使っています。

たまに取り出してこめかみやほっぺ、耳に当てたり、デコルテの辺りをあっためたりしています。

自分はお腹に貼るのが苦手なのですが、お腹側も温めたい人は丹田(おへその下、手のひら当てて丁度指4本分下あたり)に貼ると良いと思います。寒いとトイレが近くなる人にはよりおすすめ。

 

さて念の為、最後に使い捨てカイロの使用上の注意ですが、

・貼るカイロを直接肌に貼らない(肌に貼る専用のタイプを使いましょう)

低温やけどに気を付ける(お子様や高齢の方は特に注意)

・揉まない。(いまだにやる方多いですが、軽く降るだけでOKです)

・使用後はスタジアムで捨てずに持ち帰り、不燃ごみまたは金属ゴミで捨てましょう。

自治体の分別ルールをご確認ください)

 

正しい使いかたで、今週末から是非スタジアムで試してみてね〜!

 

今週の更新は時間の都合上、ここまでです。

さぁ、いよいよ明後日は開幕戦、ホームC大阪戦です。明日金曜日は22:30から開幕直前Footrico!も是非お聞きください!ホームゲーム情報など今週も盛りだくさんでお送りします。

ではまた次回〜