とりこぱんだツーリスト

マリノスサポーターっぽい人の遠征とライブのログ

トリコロールにプライドをもつこと。

Paint it tricolore

某川向こうが使ってたことがある言葉なんであんまり推したくはないんですが。

クラブチームにとってクラブカラーというのは特別なもので、

まあスプラトゥーンやってる方はまさにあれですよ。

いかに自陣の色で染め上げるか。ナワバリを広げるか。

しかもこれ現密にいうとラテン語と英語混ざってて変だよねきっと。

でもまぁtricoloreで。

たぶん事の発端は別の意図だったにも関わらず、何しろ相変わらずの言葉足らずなもんで、グッズがトリコロールであるか否かのマリノスファン全体を巻き込む論争になってしまった訳ですが。

最終的には選手も出てきて祭り感出てきましたね!面白いね今年のマリノスは!

(言ってる内容はともかくとして伝え方が「めんどくさい彼女」なのは十何年経っても変わらないですね)

先に言っておきたいのはどっちの考えも否定しませんよってことです。

話し方や、人間性とかは置いといてください。

ただの感情論ぶつけてもくだらないでしょこのタイミングで。

公式的に「私は嫌い」で通ってますのでそこも別の話です(笑

結論も先に言いますけど「そんな事よりじゃあどうするのがベストか考えようぜ」って話。

このタイミングでっていうのは非常に重要です。なにしろあと3節しかないんですから。

長くなりそうなのでこっからは興味がある人だけ読んでもらえたら結構です。

仕事帰りの電車とか、食後のティータイムとか、時間がある時にでも。

まぁ今回、クラブカラーが見えないグッズが売りに出されることも事実だし、それを聞きつけてなんとかしようとしている選手がいるのも事実で(結末はどうなってもこれめっちゃ幸せな事だよな)、久しぶりに相手を罵るだけのクソみたいな意見も見えてきたりしましたが(笑

明日からも応援を引っ張る人は変わりません、それに付随する周りの人間も急には変わりません。あなたがゴール裏や、バクスタ、いつもの場所で応援する事実も変わりません。

っていうか変えるなよ。繰り返すが残りあと3節だ。そんなことやってる場合じゃない。

それぞれがそれぞれの考えで動いているんですよ。何がベストか。

それぞれの考えにはプライオリティというものが存在して、何を優先するかで選択肢は無論変わる。

それは時に相反することもある。

例えば金と愛情は必ずしも同じベクトルに向けられない事も多い。

でも、動いているだけマシ。考えているだけマシ。

裏で何があったとか知らなくて良いことを変に知ってしまうから雑念が生まれる。

幻滅している暇は無いんだよ。

クラブの為、チームの為、勝利の為、何がベストか。

#すべてはマリノスのために

他人に惑わされるな。その言葉の意味を考えろ。

カッコいいから黒金で行こう、と言った人も我々とはプライオリティが違ったのだ。

その何よりトリコロールを優先するという意思統一がうまくいってなかったことは悔やむべきだが、そんなことに今、体力使ってる場合じゃない。

黒という色がトリコロールに水を刺すのなら、じゃあどうすれば良いか。

買うか、掲げるかは自分の意思で選ぶ事ができる。スタジアムは自由だからな。

あれを掲げたら選手は喜ぶ。こっちを見てくれたら嬉しい。

でもスタジアムは集合体、生き物なんだ。

我々のホームスタジアムは「トリコロールの集合体」であるのが勿論ベストだろう。

黒いタオマフ数千本よりも美しくスタジアムを染め上げる方法はきっと誰もが知っている。

少なくとも試合中に一人一人の顔見てプレーする選手はいないと思うが、近くに来た時ぐらい上げてもらって構わないと私は思う。

でも「プライドにかけて」とはそのエンブレムとクラブカラーをプライドとして長年歌われてきたのだ。

「民衆の歌」は同じ色の旗を掲げ、「ルンバ」は同じ色の傘をさしてきた。

クラブが全くと言っていいほど同じベクトルを向いていないと思う時期もあったが、青でも赤でも白なく、トリコロールが我々のアイデンティティであることは変わりなかった。

だからといって、そこにいる全ての人間が同じようにトリコロールを信仰しているとは限らない。

クラブカラーがいかに大事なものかは、伝え続けていかなければならないのだ。

試合中は我々にとっても「勝負の時」である。

スイミー」という話をご存知だろうか。教科書にも載っているやつだ。

異端だった黒い子と赤い小魚が群れをなすアレ。

詳細はぶっちゃけ覚えてないがサポーターに求められているのは極論アレだと思っている。

集合体は大きな生き物となり相手に脅威を与える。

その声、手拍子はその生き物の鳴き声だ。

音とは振動である。空気を伝わって合法的に相手に触れる事ができる唯一の方法だ。

少し話を変えるが、黒と金のタオマフを売り出すことをすごくポジティブに捉えると、

「タオルぐらいでトリコロールは濁らない」という余裕の現れかもしれない。

ユニフォーム1枚買ってもらうのも苦戦しているクラブが数多くある中で、毎年販売枚数日本一を誇っているのがマリノスだ。(筆者調べ

本当みんなオーセンティックユニなのに何枚持ってるの。マリノスファンめっちゃユニ着るじゃん。

気付いたらレプリカもなくなってたし。他結構レプリカユニ多いよ。それでも売れないんだって。

話が逸れましたが、それぐらい必死にやらないと染まらないとこも多いんだよね。

とはいえ、クラブ、フロントのみなさん、これは当たり前じゃないっすよね。

そこで冒険されるとその為に奔走してるサポーターの方々は凄く踏みにじられたように思うでしょう。

愛があるなら学習して下さい?たぶん先生は同じ事何度も言ってます(微笑

さて、ここまでの長文を読んでくれたあなたはきっとマリノスの事を相当愛し、仲間を愛し、最高の週末の積み重ねが最高の結末を呼ぶんだと信じて止まない人ですよね。

私のこの長文をここまで読んでくれた愛のあるあなたと考えたいと思います。

「満員のスタジアムをトリコロールに染めること」

そうそう、これはちょっとキーパーファンの方、過去のアウェイユニを好む方には申し訳ないですが水色や緑、ピンクは目立つんだということをお伝えしたい。客観的に見てトリコロールを正義とした時、あんまり美しくはないんだな。

好きなもの着て何が悪いんだ!という気持ちも解ります。私もユニ着て無いですし。

でも今だけはトリコロールの集合体の一部になるのはどうだろうかと。

持ってるでしょ、沸騰ユニとか。試合中や選手入場の時とかだけでも良いと思うわけ。

まぁほら、胸から下は何着ててもわかんないですよ。寒かったら上着着るよね。

だからね大事なこの時っていうのは国歌斉唱と一緒よ。我々の旗と正装を持ち寄ろう。

つまりトリコロールとエンブレムのプライオリティを各々最大限に考えて、最終節までみんなで望もうやって話です。

そのプライオリティがマジョリティになればなるほど、スタジアムはバケモノになる。

最終節は特にね、SNSやインターネットじゃ届かない、サポーター同士じゃつながらないお客さんも沢山いますよ。何しろチケットバンバン売れてますから。

それをいかにプラスに変えていくか。これも考えなきゃいけない。忙しいですね。

お客さんは勿論横浜が勝つのを観に来るわけですが、満員のスタジアムっていうのはそれ以上に人を惹きつける価値が必ず存在する。

最高の景色なんて使い古された言葉ですが、本当に一生忘れられないやつ魅せてやったらいいじゃないの、と思うわけです。

それができるのは実は選手やクラブの力じゃ無い。

スタンド一人一人にしかできない唯一の、そしてそれが最大の役割だ。

泣いても笑ってもあと3つ。すべてはマリノスのために。

全てのマリサポの血よ、トリコロールであれ。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

余談ですけど、アウェイエリアの両サイドに細い白い幕でも貼っといたらいい感じに青赤もトリコロールの一部になりませんか(笑